2012年4月2日月曜日

新年度

2012年度が始まりました。
今年度もよろしくお願いいたします。

さて、更新が遅くなりましたが、3月に学会(京都)及び国際シンポジウム(奈良)で発表してきました。
自分の専門外の発表も聞くことが出来るので勉強になります。2つ連続で結構ハードでしたが、なんとか無事に終えることができました。



2012年1月5日木曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2011年11月9日水曜日

Book chapter

Springerから発刊される
"Abiotic Stress Response in Plants"
http://www.springer.com/life+sciences/plant+sciences/book/978-1-4614-0633-4
のChapter 13を執筆しました。

Chapter 13. Abiotic Stress and Role of Salicylic Acid in Plants
Miyuki Hara, Jun Furukawa, Aiko Sato, Tsuyoshi Mizoguchi, Kenji Miura
各々方、執筆のご協力ありがとうございます。
良かったら読んでみてください。

2011年10月28日金曜日

若手の会

新学術領域の若手の会に参加しました。最近の大学院生はみんなしっかりした発表をしていますね。当研究室のS君も頑張ってくれました。

今回一番の収穫は、無細胞系でタンパク質を大量に合成する方法を教えてもらえることになったことですかね。今度四国に習いに行く予定です。


ホテルからの一コマ。



2011年10月17日月曜日


Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Sep 27;108(39):16475-80. Epub 2011 Sep 19.

Integration of low temperature and light signaling during cold acclimation response in Arabidopsis.



ある種の植物は凍結しないレベルの低温に応答して凍結耐性を上昇させるが、この過程を低温順化とよぶ。この低温順化には光が必要であるが、どのように光と低温シグナルがクロストークを行って凍結耐性を上昇させるかについてはほとんど分かっていない。この研究ではHY5(光シグナルに関わる転写因子)の転写レベルが低温によって調節されていることを明らかにした。この調節はCBF(低温シグナルの重要な転写因子)ABA(アブシジン酸)非依存的な経路であった。また、HY5タンパク質はCOP1(ユビキチンE3リガーゼ)によって調節されるが、低温時においてはCOP1が核外へ移行することでHY5が安定化することが明らかになった。更にHY5Z-boxや他のcis因子に作用することで、低温誘導性遺伝子を正に調節していることが明らかとなった。これらの証拠は、低温応答におけるHY5, COP1, Z-boxの機能を明らかにし、低温シグナルと光シグナルのクロストークに関する知見を提供することとなる。また、こうした複雑な分子機構を発達させることで、自然環境の変動に適応していることが明らかとなった。


HY5自体も低温によって誘導されるから、これを担う何かが必要となってくるわけである。CBFが関与していないから、何かほかの転写因子が必要ということ。この辺りの調節機構が分かれば、更に面白くなる。

2011年7月8日金曜日

Plantaへの掲載

結構やっつけ仕事で出した論文ですが、無事Plantaに掲載されることになりました。

Title:
Increased tolerance to salt stress in the phosphate-accumulating Arabidopsis mutants siz1 and pho2
Miura K, Sato A, Ohta M, Furukawa J

IF2010を見ましたが、Plantaでなくて、Mol Plantに出しても良かったかとも思う今日この頃です。
2.5から4.2に急上昇です。さすが中国パワーという気もしないでもないですが。
研究の推進にご尽力頂き、誠にありがとうございました。
あと、研究を手伝って下さった学生バイトの方々にも感謝いたします。

2011年5月25日水曜日

Alternative splicingによって自己制御

Nat Commun. 2011;2:303.
Two splice variants of the IDD14 transcription factor competitively form nonfunctional heterodimers which may regulate starch metabolism.
Department of Chemistry, Seoul National University, Seoul 151-742, Korea.

 転写産物のalternative splicingは真核生物において、多様な転写産物及びタンパク質の創出に重要な役割を担っている。本研究では、シロイヌナズナIDD14 転写因子のalternative splicingによって競合阻害を引き起こすタンパク質が生成され、デンプン合成の調節に寄与していることが明らかにされた。IDD14IDD14α(機能をもつ)spliced variantであるIDD14βalternative splicingによって生成される。IDD14βは特に低温条件においてより多く生成されるが、IDD14βDNA結合ドメインを欠いているがIDD14αとヘテロダイマーを形成することが可能である。このIDD14α-IDD14βヘテロダイマーはQQS (Qua-Quine Starch、デンプン蓄積の調節遺伝子)プロモーター領域への結合能が低下していた。IDD14α過剰発現植物ではQQS過剰発現植物と同様に、成長阻害及び淡緑色を示した。一方でIDD14βを過剰発現させるとIDD14αで見られた表現型が正常に戻った。このことから、IDD14におけるalternative splicingは自己制御ループを形成し、低温に応答したデンプンの蓄積調節に関わっていることが示唆された。


最近発刊されたNature Communicationsの論文。Alternative splicingによって、βがαを低温時に調節するという現象で、興味深い論文。In silicoでalternative splicingされる転写因子が300近くあるのだが、その中でどうやってIDD14をピックアップしたのか?は書かれていない。神の手?