2016年10月20日木曜日

論文掲載

ちょっと前になりますが、Purdueの時の同僚で中国科学院にいるJing Bo Jin教授と長年一緒に研究を行っていた仕事がPLoS Geneticsに掲載されました。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27128446

An Arabidopsis SUMO E3 Ligase, SIZ1, Negatively Regulates Photomorphogenesis by Promoting COP1 Activity.


COP1と呼ばれる光形態形成に関わる因子ですが、このCOP1が翻訳後修飾因子SUMO化のターゲットであり、SUMO化されることで光形態形成に負に働くという内容です。



もう1件、かなり前にグリーンイノベーションとして京大時代のボスが京大退官後、石川県大で行っていたEuphorbia tirucalliを研究材料にしたことがありました。それ以来、ほとんど手をつけず仕舞でしたが、京都工芸繊維大学の北島先生が精力的に進められ、論文化することができました。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27566924

Transcriptome and proteome analyses provide insight into laticifer's defense of Euphorbia tirucalli against pests.


Euphorbia tirucalliの乳液のEST、RNA-seq、タンパク質同定を行い、情報を揃えたという感じです。ここから有益な遺伝子が使われるようになると良いですね。