2013年7月25日木曜日

植物生理学全体合宿セミナー

先週のことですが、筑波山中腹のふれあいの里に行ってきました。
毎年恒例の植物生理学グループ全体の合宿セミナーの件です。
ブログに書くのは初めてかもしれません。

植物生理学グループ(http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~plphys/)では毎年合宿セミナーをやっていて、外部講師の先生を呼んで、キャリアのことも含めて、貴重なセミナーをして頂く+ドクターの学生のセミナー練習会を兼ねています。今年、合宿幹事の小野先生から誰かいませんかということで、私の先輩で、新学術領域でもお世話になっている古本さんをお招きしました。なんと古本さんの肩書は龍谷大文学部教授です。まだ農学部ができていないから現存学部に入るということだそうです。

C4光合成のことを長年されていて、ピルビン酸輸送体の発見という、非常に鍵となる発見をお話頂きました。ざっくりした内容は知っていましたが、発見の経緯等も含めて講演いただいたので非常に興味深く聞くことが出来ました。物事を違う角度から見るということは大切ですね。その切り口からブレイクスルーが達成されることもありますから。

もう一人の先生は茨城大学の柴先生です。初めて柴先生とお会いしたのが上海という、何かの商売しているのですか?と尋ねられそうですが。柴先生は自家不和合性の研究を長年されていて、優劣関係や、その優劣性にメチル化が関わっているとか、最新の情報で非常にためになりました。

古本さんに折角つくばまで来ていただいたので筑波山神社へ寄りました。今、行っている共同研究についても議論することができ、非常に有意義な2日間でした。あとはちゃんと実験して形にしないといけませんね。
 



2013年7月2日火曜日

IF2012

新しくimpact factor 2012が発表されましたね。植物科学分野だと、Plant Cellが9台に戻りました。最近Plant Cellに投稿するのも厳しくなっているので、評価を厳しくしてIFを上げるということかもしれません。

驚きなのはMol PlantとPlant Biotechnol Jです。どちらも6を超えてきました。これまで4とか5だったのに急進です。Mol PlantはChinese communityの力だと思います。PBJがここ5年間で右肩上がりになっているのは、最近の世相を反映しているのかと思われます。基礎研究から応用研究へということで。これまで応用研究メインの雑誌でIF高いものがなかったから、PBJへ出そうとする人増えているのかもしれません。

一般誌ではNatureはCell, Scienceに比べてかなり差をつけています。Nature姉妹紙も軒並み10超えしているのは、Natureのネームバリューですね。